ヴィヴィアン・リー

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                  「イラスト ― スカーレットといえばヴィヴィアン・リー」


 夏になるとどういうわけか観たくなる映画がありますが、「風と共に去りぬ」もまた
そんな作品のひとつなんです。 (2006年7月27日の記事参照

   理由はわかりません・・・ただ無性にそんな気分になるんです(汗)sweat01


ヴィヴィアン・リーの大ヒット作であり代表作でもある「風と共に去りぬ」ですが、
その翌年、これまた根強い人気の「哀愁」(1940年)が公開されますね。
ウォータールー橋で出会う二人の男女――、ロバート・テイラーとビビアンはまさに
誰もがうらやむ美男美女カップルでした・・・・・

その後ヴィヴィアンは結核を患いながらも女優として映画へ出演します。
    (結果的にこのことが病状を悪化させてしまうのですが・・・)

1948年公開の「アンナ・カレーニナ」はいわずと知れたトルストイ原作の名作。
1951年には「欲望という名の電車」でマーロン・ブランドと共演し二度目の
                               アカデミー主演女優賞受賞

しかし晩年は結核および精神的病に苦しみ1967年、
                        ――53歳という若さで亡くなります。

 こうしたことから薄幸の女優という印象を持つ方も多いヴィヴィアンですが、
「風と共に去りぬ」一作をとっても、スクリーンに永遠にその名を刻んだということで
は、女優冥利に尽きる幸せな生涯を送ったといえるのではないでしょうか。

 
   今夜は「風と共に~」・「哀愁」を鑑賞し、寝不足になりそうです♪sweat01


                           2009・7・24  ― ショーン

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ポール・ニューマン

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                  「イラスト ― 『ハスラー2』 でのニューマン」
                                     
                                     (敬称略)

 昨年9月、映画界でとても残念なニュースがありました。
あのポール・ニューマンがガンのため亡くなったのです。(83歳)

ここ数年、高齢のため引退云々の話題でときおりニュースになっていました。
しかし肺がんが末期となり治療のかいなく旅立ったのでした。

私のポール・ニューマンの印象は「ハスラー」や「明日に向って撃て!」での
若々しいイメージで止まっており、80代の彼を想像出来ませんでした。
当然ですが、ハリウッド・スターといえど歳を重ねるんですよね(汗)。

今回、久々に彼の代表作である1961年の「ハスラー」、
69年の「明日に向って撃て!」、73年の「スティング」、82年の「評決」、
そして86年の「ハスラー2」を続けて鑑賞しました。
いやぁ~~素晴らしい! さすがに代表作、見ごたえありましたよ!!

特に61年の「ハスラー」と86年の「ハスラー2」の25年ぶりのエディ(役名)
を演じるニューマンの存在感がなんとも切なく、そして感慨深かったんです。

若きハスラーを演じる61年作もカッコよく若々しいのですが、86年の続編
では過去のエディ(ニューマン)を彷彿とさせる元気なトム・クルーズの役柄
をダブらせながら、そんな生意気な(?)駆け出しハスラーを厳しくも優しく
背中で指導する初老のニューマンの存在感
が光っていますね。
そしてこの作品で念願のアカデミー主演男優賞を受賞しました。

 ニューマンのデビュー当時は何かと同期のマーロン・ブランドと比較され、
しばらく葛藤の時期も続いたようですが、上記のような名作をスクリーンに
残し、晩年は反ドラッグ運動や恵まれない子ども達への積極的な支援活動など、
素晴らしい人間性を感じさせる名優
として人々の記憶に残っていくでしょう。
      ―― ミスター・ブルー・アイズ・・・

           
                               ご冥福をお祈り致します ――


        movie  トリビュート映像

        slate  日産スカイラインのCM

 
 ※近いうちに彼のライバル(?)とも云われた名優マーロン・ブランドもアップ
したいと思います。ニューマンとはまた違った彼の素晴らしい演技や波乱万丈
な人生もまた大きな魅力ですよね。

                      2009・4・17     ― ショーン

ポール・ニューマン/ハスラー ポール・ニューマン/ハスラー
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ポール・ニューマン/ハスラー2 ポール・ニューマン/ハスラー2
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ポール・ニューマン/明日に向って撃て! 特別編 ポール・ニューマン/明日に向って撃て! 特別編
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幸せの黄色いハンカチ

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             「イラスト ― ラスト・シーンでの勇作 (高倉 健)」


 今回は山田洋次監督の代表作のひとつ、感動の「幸せの黄色いハンカチ」
を記事にしました。
今年に入って何人かの方から、この作品に関するイラストを描いてアップして
ほしい~、という嬉しいメールをいただいておりました。
 つたない私のイラストで、はたしてこの感動作を表現できるのか?! と
自問自答(おおげさな・・)しておりましたが、私自身この映画はお気に入り
でしたので、機会があればご紹介しようとは思っておりました。

 ともかく、皆さんに後押しされるように限られた時間で描かせていただいた
次第です。(似ていない!~などのクレームは受け付けておりません・・・笑)



「幸せの黄色いハンカチ」
(1977年作品 ― 監督:山田洋次)
                  ― 第1回日本アカデミー賞受賞 ―

  < 配 役 >

 ・ 島 勇作  (高倉 健)
 ・    光枝  (倍賞千恵子)
 ・ 花田欽也 (武田鉄也)
 ・    朱美   (桃井かおり)
 ・ 渡辺係長  (渥美 清)

                                                                  < 敬称略 >


 
 失恋をきっかけに赤いマツダ・ファミリアで傷心ドライヴ?に出かけた
欽也が、北海道へ入ってから知り合う朱美と勇作とのゆきずりの交流を
テンポよく描いたロード・ムービー。

 登場場面は少ないが、光枝を演じる倍賞千恵子さんの演技が素晴らしい。
また、ラストの何ともいえない夕張でのシーンは言葉にならない
 何度観ても泣ける素敵な名シーンですね♪

  「遥かなる山の呼び声」(1980年作品)も同様のキャストで作られた
   北海道を舞台にした感動作です!

   
   ☆ 「遥かなる山の呼び声 ― 予告編」

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シェーン

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                                               「イラスト ― 冒頭シーンでのアラン・ラッド」

 
  今回おすすめする名作も、みなさんに馴染み深い作品だと思います。
西部劇の名作はいくつもありますが、この作品ほど切なく そしてカッコイイ
作品
はないかも知れません。

もちろん、主役のアラン・ラッド扮するハンサムなシェーンの早撃ちは伝説に
残るほど
であり、普段のもの静かなキャラクターもまた魅力的!

    
        < あらすじ >

 物語は19世紀末のアメリカ中西部――ワイオミング州の大平原にふらりと
現れる さすらいのガンマン、シェーンの登場から始まる。
開拓移民ジョー・スターレットの牧場で水を飲ませてもらったシェーンは
冬まで仕事を手伝うことになった。
ジョーには賢く好奇心旺盛な息子ジョーイと美しい妻がおり、シェーンは
温かく迎えられた――が、ジョーをはじめとする開拓移民たちは同地域を支配
しようとする牧畜業者ライカーの一味と利害関係から対立していたのである。

ことあるごとにライカーの手下から嫌がらせを受けていたある日、仲間の
トーリーが凄腕の殺し屋と噂されているウィルソンに殺される。
ところが、ウィルソンを雇っていたのはライカーだったのだ。
トリーが罠にはまって殺されたと知ったジョーは、ライカーと直接対決に
向かおうとした。
しかしシェーンは恩人であり素晴らしい家庭を築いているジョーを危険な目に
遭わせることを危惧し、自らライカーのもとへ向かうのである。

ライカー達のたむろする酒場へ入ると、やはりそこには金で買われた冷酷な
鋭い眼差しのウィルソンが座っていた。
シェーンはトリーの弔いとジョーたち善良な開拓移民たちのために、ウィルソン
と決闘の間合いに入った。
そして、まばたきの出来ないほどの静寂と緊張の中でウィルソンは言った。

     「(銃を) 抜けよ。」

ほぼ同時に銃に手を触れた瞬間、電光石火のごとき速さで二人の銃口が
火を吹いた!!

    パン! パーン!!

ウィルソンが崩れおちる ―― シェーンの早撃ちが勝ったのだ!
続けざまにライカーを仕留めるシェーン・・・しかしシェーンも負傷していた。

 隠れてついてきていたジョーイを見つけるシェーンだが ――

「人殺しの烙印は一生ついてまわる。(お別れの時だ)
           強くてたくましい男になれ、親孝行するんだぞ。」


  ジョーイは必死に止めるがシェーンの決意は固く、やがて馬を進めた。
シェーンは名残を断ち切るように一度もふり返らない。
 ジョーイは叫んだ!

    「シェーン!  シェーン、カム・バック!!」

 ジョーイの澄んだ叫び声がワイオミングの山々へ切なくこだまする・・・

 

 いい映画です、ホント! ラスト・シーンはいつ見てもジーンとしますね(涙)。
子役のジョーイ演じるブランドン・デ・ワイルドの自然な演技も素晴らしいです。
そして殺し屋ウィルソン(ウォルター・J・パランス)の不気味な存在感も見事。
勧善懲悪を絵に描いたようなストーリーながら、切なくさせる演出はさすがに
監督ジョージ・スティーブンスの手腕でしょうか。

 この作品以降、こうしたヒット作に恵まれなかったアラン・ラッドですが、
彼はまさにこの「シェーン」を演じるために生まれてきたのでは・・と
思わせるほどシェーンを見事に演じ、スクリーンに大きな記憶を残しました。

 
    西部劇に抵抗?のある方でも充分に楽しめる感動の名作です!


                           ― ショーン

 シェーン [CLASSIC MOVIES COLLECTION] / 洋画  シェーン [CLASSIC MOVIES COLLECTION] / 洋画

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マリリン・モンロー

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                      「イラスト ― マリリン・モンロー(2007年)」

 今回は真夏の猛暑を少しでも涼しく(?)過ごそうと、先日久々に鑑賞した
「ナイアガラ」(1953年)をご紹介します。
(監督ヘンリー・ハサウェイ、出演マリリン・モンロー、ジョセフ・コットン他)

 マリリン・モンローが初めて「モンロー・ウォーク」を披露したという有名な
作品であり、スリリングな内容も評価の高いこの「ナイアガラ」ですが、
モンローのセクシーな魅力はもちろん、タイトルからもお判りのように、
もうひとつ大きな魅力は世界三大瀑布であるナイアガラの雄大で
美しい姿
でしょう! 

 作品を観てまず感じるのは、ドロドロとした人間関係とは全く対照的な
美しく堂々としたナイアガラの存在です。 
また、当時のカラー映像は色あせるどころか、現代のクリアすぎる(?)
カラーを超える美しい迫力を感じさせます。 
そんな凛としたナイアガラをバックに繰り広げられるサスペンスは
シンプルながら印象的なラストを迎え――。

マリリン・モンローの怪しげな(妖艶な?)役柄を楽しみながら、ナイアガラ
の光景も堪能できる本作は、この夏の猛暑からの「逃避」(笑)という意味
からも充分楽しめる映画
だと思いますよ~。
 それにしても、あのモンロー・ウォークがヒールの高さを左右変えただけ、
というシンプルなアイデアから生まれたなんて、さすが!ですね。

 他にも「紳士は金髪がお好き」「百万長者と結婚する方法」
「七年目の浮気」などなど、モンロー主演作品も魅力的な作品ばかり~、
皆さんも今夏、久々にモンローに会ってみてはいかがでしょうか?

                            ― ショーン

ナイアガラ ナイアガラ

販売元:ファーストトレーディング
発売日:2006/12/14
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かもめ食堂

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       「イラスト ― 左より もたいまさこ、小林聡美、片桐はいり」 

                   (敬称略)

 
 最近クラシック映画ばかり見ていたせいか、ここ数年は映画館から足が遠のいて
いました・・sweat02。 なので、先日いくつか最近(?)の邦画を借りてきました。 
今回はその中で印象に残った2006年公開の作品――「かもめ食堂」について話したいと思います。

 当時話題になっていた映画であり、友人からもある程度ストーリーを聞かされて
いた(汗)こともあってか、私自身の中ではすでに「鑑賞した気分」になっていた
この作品ですが、いえいえとんでもな~いっ(大汗)sweat01、今回初めて映像を見るや
たちまち「お気に入り」の作品となりhappy02、DVDも即購入しました!
 やはり実際に自分自身で見ないと何も語れませんね。(←当然)coldsweats01

ヒット作(いつもレンタル中・・す、すごい)ですし、すでにご覧になっている方ばかり
だと思い恐縮なのですが、私の感想(感動?)を今回記事にさせていただきます。

「かもめ食堂」
 ―― 原作は群(むれ)ようこ、脚本・監督は荻上直子によるフィンランド
                                     (首都ヘルシンキ)
     を舞台に旅情あふれる作品に仕上がっています――。

   
     < ここからあらすじ含む~ネタバレあり >

 ヘルシンキの街角に日本レストラン(かもめ食堂)を開店したサチエ小林聡美
は、開店以来いまだ来客のない退屈な日々を過ごしていました。
近所のおばさんたちは店外から窓越しに
            「あの子はまだ子供かしら?」
というような料理への関心どころか興味本位にからかうような態度。
それでもサチエはいつやって来るか知れない「お客様」に備え、食器を念入りに
拭いて準備をしているのでした。

 そんなある日、ふと気が付くと店内へひとりの青年が入っていました。
その青年が「かもめ食堂」の初めてのお客さんだったのです。
        「いらっしゃい!」
サチエは気軽に入ってもらえるように、日本語ではあっても堅苦しい言い回しは
しません。まさに「食堂」にこだわり、誇りを感じているからでしょう。
そして、私だったらどんなにか嬉しく舞い上がる初めての来客の場面だと思い
ますが、サチエはとても冷静でマイペース ―― 大人だなぁ~、と感心します。
これは全編とおして感じられる「落ち着き」であり、「ゆったりマイペース」な雰囲気
だと思います。ここに作り手の表現したい“テーマ”があるのかも知れませんね。

 さて、その初めてのお客である青年トンミは日本に憧れる・・
いわば「日本かぶれ」の青年でもあります。コーヒーを注文すると、なんと
「ガッチャマンの歌の歌詞」を知りたい~とサチエにたずねます。
しかしサチエはほとんど知らず(思い出せず)苦笑い・・・・・。
そうですよね、あらためて聞かれると即答が困難なことっていろいろありますよね。
ま、私の場合「もの忘れ」だったりしますが・・・はい。

 それはさておき、サチエは街のカフェで見かけた日本人のミドリ片桐はいり
に思いきって「ガッチャマンの歌詞」を聞きました~、エライ!(笑)
するとミドリはスラスラと歌詞をメモしてくれ、それをきっかけにサチエの家(食堂)
に泊まることになります。 この女性ミドリは、何気に決めた旅行先がフィンランド
だったという異色な設定で、個性派片桐はいりピッタリの役柄ですね~さすが!
ちょっとオドオドするようなキャラを見事に演じてます。
そして自然な流れからか(?)、ミドリはほとんど来客のない「かもめ食堂」を
住み込みでお手伝いすることになったのでした。
こうした感覚や度量の深さなど成り行きとはいえ、これまでの日本人の概念に
とらわれないドライで大陸的なサチエに、違和感どころかほのぼのと自由で
素敵な親しみをさらに感じますね。
いやぁ~サチエはできた人物です、若いのに。(←ヨッパライおやじかっ!)

しかし対照的な日本人の典型キャラのミドリにとって、食堂への来客の少なさに
戸惑います。 まぁ、経営(生活)に関わることですし、当然心配なところですね。
すると集客のためにいくつかメニュー戦略を提案するミドリ。
自然体なサチエは
  「いつか日本食、おにぎりの良さをフィンランドの人達はわかってくれる」
と、そんなミドリの提案に逆に戸惑いますが、地元の食材をおにぎりの具に
アレンジすることへは同意します。
が、試行錯誤の末、結局おにぎりに合う具は梅・シャケ・おかかなんですが
                                          ・・・(笑)。

 さらにメニュー開発に意欲を出す二人は「シナモン・ロール」も完成させます。
                 (おいしそ~~食べてみたいですね)
謎の前オーナーからコーヒーを入れる際の “おまじない” 「コピ・ルアック」
伝授(?)され、メニュー的にも万全となった「かもめ食堂」は次第にお客さんが
入るように~。

 そしてついに第三の日本人、マサコもたいまさこ)とも知り合うのです。
空港で荷物を取り違えられ困っていたマサコは、荷物が戻るまでの間
「かもめ食堂」を手伝うことに――。 これで役者は揃ったのでした。

 最初はからかうように窓越しにのぞいていた近所のおばさんたちも、
いつしか食堂の「常連客」となり、お店はついに満席となるのでした!
そんな和やかな店内の様子を店主サチエは満足気にニコリと微笑み
 素敵なエンディングを迎えます――。

 
 前述したとおり、終始一貫して流れる穏やかで静かな雰囲気――。
大きな出来事やトラブルもほとんどなく進むこの作品は、フィンランドの自然や
観光地を随所に織り交ぜながら、小さな「かもめ食堂」の “成功” までの
プロセスをやさしく見守りセンスよくまとめていました。
   癒されながら鑑賞できる素敵な作品ですね♪

日本食レストランではなく――「食堂」という古くて新しい食文化発信のお店。
外食チェーン店のような派手さはありませんが、これからも地域の人々の食欲
を満たし、温かい交流の場、思い出の場として残していきたい空間ですね。


                            ―― ショーン

 
     
☆ かもめ食堂(ダイジェスト!? 映像)
              
※ エンディングで流れる井上陽水の「クレイジーラブ」
                   もピッタリでいい感じですね♪



Movie/かもめ食堂 Movie/かもめ食堂
販売元:HMVジャパン
HMVジャパンで詳細を確認する

☆ 人恋しくて、ゆったりとした時間を求めている方にオススメです♪

 

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ジェームズ・ディーン

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           「イラスト - エデンの東にて、キャル役のジミー」

 今日2月8日はジミーことジェームズ・ディーンの誕生日ですね。
彼が今も生存していたら77歳・・・日本的にいえば「喜寿」だったのでしょう。

ジミーは映画デビュー作の「エデンの東」で一躍脚光を浴び人気急上昇の最中、自動車事故により帰らぬ人となります。 死後公開された「理由なき反抗」「ジャイアンツ」で不動のスターの仲間入りをしました。 

もちろん、突然の死という強烈な印象によってスター入りしたわけではありません。
その残された、たった3作の映画作品が人々の心を捉えたのです。

よく言われるように、ジミーの演技は「自然」であり、また「不自然」な感じもします。
しかしよく考えると私達も日々の生活で自然な振る舞いをすることもあれば、状況を考えて意志に反するような不自然な行動をすることも多いと思います。
そんな相反した矛盾する行動をする我々人間の本質をジミーは絶妙に表現していたのかも知れません。 
そして無意識のうちにスクリーンに私達は引き込まれ共感しているのかも・・・。

ジミーはそうした表現を魅力的に演ずることの出来た数少ない俳優だったと思うのです。今度の休日にはあらためて彼の3作品を鑑賞するつもりです。
しかし・・・いい俳優はどのシーンも「絵」になりますよね~ホント(笑)。

  ☆ ジェームズ・ディーン・トリビュート


EAST OF EDEN SPECIAL EDITION EAST OF EDEN SPECIAL EDITION

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2007/08/10
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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 十二人の怒れる男

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       「 ただひとり“無罪”を主張する8番陪審員 (ヘンリー・フォンダ)」

 
 ご存知の方も多いと思いますが、2009年5月までに日本でも
 裁判員制度が実施される予定です。 
これは、われわれ一般市民が裁判に関わることで司法への理解と関心が高まり、
これまで以上により迅速な裁判が実現されるという効果
を期待する制度です。 
 国民の感覚が反映される
、といった声も大きいですね。

 実は過去にも日本では昭和3年(1928年)から15年間、陪審法による
「陪審員制度」が行われていました。 当時の陪審員は一定額の税金を
おさめた30歳以上の男性から選ばれた12人で構成されていました。
 しかし裁判官が陪審員の出した結論に拘束されることはなかった
 
そうですが・・・。 

  残念ながら凶悪な犯罪が後を絶たない昨今、その犯罪を裁く
裁判も比例し増加傾向にあります。  そのような場面に私たちが
選出され召集される可能性が、今回の裁判員制度の導入により
現実のものとなるのです。 
“その日” がいつ訪れてもいいような心構えは必要かも知れません
なぜなら私たちの評決がその容疑者(被告人)の命を左右する場合が
当然ながらあり、冤罪(えんざい)の可能性もまた
                       ゼロではないのですから・・・・・。

 そうした「人が人を裁く」という 市民による評決を巧みに描いた
有名な映画があります。舞台はほぼ全てが陪審室という一室のみ
――その「法廷もの」とも呼ばれる作品の中でも名作とうたわれている作品、
―― 「十二人の怒れる男」(1957年―監督※シドニー・ルメット
       のあらすじを一部ご紹介しましょう――


   ――― あらすじ ――― (一部)

 
 真夏のニューヨーク――ある法廷で父親を殺したとされる少年の裁判が
行われている。 目撃者による証言が終わり、傍聴していた陪審員たちに
よる最終審議がこれから行われようとしていた。 
法廷から場所を移し、狭苦しい陪審室に集まる十二人の男達。
彼らは今回の陪審のために召集され、互いに顔も名前も知らないのだ。

 ただでさえ暑い真夏なのに、その部屋の扇風機は故障なのか動かない。
 そんな環境も手伝ってなのか、“偶然” 召集された彼らの大半は不満を
あらわに しはじめる。
 ある者は
「子供が親を殺すなんて――いくら弁護したってムダな努力さ。」
 
と言い、またある者は
「今夜ナイターに行くんだ、早く終わらせよう。」と言う。 
「殺人事件の陪審でよかったよ、傷害や窃盗じゃ退屈だからね。」
 
と言う者までいる始末。 こうした無責任な発言が続く――。

 みなそれぞれ職を持ちそれなりに忙しい、早くこの密室から解放されたい
のだ。 男達は検察側の主張に同調し、どうやら “よくある殺人事件” として
「有罪」の評決を出そうと急いでいた。
そして不満をもらしながらも1番から12番まで順番に着席した。
少年の犯罪についていよいよ審議が行われるのである。
 
  ――法律上、十二人の評決の一致が必要である――

 はじめに挙手による決がとられた。 
  「有罪だと思う方は?」 ――11人の手が上がる。
なんと無罪はただひとり、8番陪審員ヘンリー・フォンダ)だけであった。 
有罪とする11人は予想がはずれ、口々に不満と疑問を彼にぶつける。
 「必ずひとりはヘソ曲がりがいるもんだな。」
 「どうして無罪なんだ?」
しかし、8番の男は冷静にこう言う。
 「私が有罪にすると(評決一致で)あまりにも簡単に少年の刑
 (死刑)が決まってしまう。もう少し話し合いたいのだ。」

 すると、あきれ顔の男たち、
 「何を話し合いたいんだ。」
 「100年話し合っても気は変わらないね!」


そしてその8番の男を説得すべく、男たちは順番に「有罪」と考える理由を
 話しはじめる。
 「少年宅の真下に住む老人が犯行時間に物音を聞いている。」
 「犯行時に観ていたという映画の題名を覚えていないなんて
 おかしい。」
 「向かいの窓から犯行を目撃した女性もいるんだぞ!」

10番の男は 「ヤツはスラムで生まれ育ったろくでもないガキだ!」
  
という偏見に満ちた意見すら理由とした。

 それでも8番の男は引き下がらない、そして言う――
 「状況からすると有罪に見える。 でも、もし目撃者の女性や老人の証言が
 間違っているとしたら? ――人間なら間違うこともあるはずだ。」

 彼はもっと慎重に検証したいと言うのである。

――凶器とされるナイフについても再検討することになった。
 「あの晩に少年が買ったと認めているではないか!」
と、 これについても「有罪側」の主張は検察と同じ意見。
そしてそのナイフが部屋に持ち込まれた。
 「誰かが同じようなナイフで刺したということだってありうる。」
と、8番は他の人間の犯行の可能性を語る。
 しかし、「(こんな)珍しいナイフなんだぞ!」と、
 まるで「少年が刺したに決まっている」とでも言わんばかりの
 「有罪派」。


すると、8番は背広のポケットから同型のナイフを取り出しテーブル
 に突き立てた!
 有罪派の陪審員たちはどよめく――
 「おぉ~っ、ど、どこでそれを!」
 「同じナイフがあったとは・・・」
8番は静かに説明する、
――「少年宅の近くの質屋で買ったんだよ。」 と。
またしても彼は少年以外の犯行の可能性を示すのだった。

ここで2度目の評決がとられた。 
 しかし今度は用紙に無記名での投票である。 
 ――結果、なんと無罪を主張する者がひとり増えたのである。 
ひとり増えたことにより有罪派の10人はにわかに動揺しはじめる。 
それは、すぐにでも帰れそうであった“よくある犯罪”の陪審が長期戦に
なることを意味し、そう単純ではない事件の真相に男たちが徐々に
気付きはじめていることを示しているようだった―――。
                   ・
                   ・
                   ・

  この作品では父親を殺した容疑の少年の罪を確定する重要な
立場としての十二人の陪審員たちの熱い議論が描かれています。
 当初、検察側の主張する有罪弁論を指示していた11人の陪審員たち
ですが、目撃者である老人と女性の証言の信憑性に疑問を抱いたひとり
の陪審員の説得力のある推測
からどんどん主張が
ゆらぎます。      ――疑わしきは罰せず――
 ここにこの作品の訴えたいテーマがあるのかも知れません。 
とかく人間は偏見や思い込み、そして状況証拠には意外にもろく
流されやすい
ということを――。
確かな目で冷静に物事を判断する必要性のあることを――。

 これから実施されようとする裁判員制度――私たちは強い信念と問題意識
を持ち、責任の重さを自覚して新制度に臨みたいものですね。

 とはいえ、人間の強さや弱さ、そして正義感と傲慢さなどの
“人間らしさ” がよく描かれているこの作品は、映画として存分に
楽しめるものになっています。 
何度も観ている方はもちろん、未見の方はさらに興味を持ってご覧になれる
と思いますよ~おススメな作品です! 
週末、お近くのレンタル店で早速探してみてはいかがでしょうか?


 ※ シドニー・ルメット監督は子役で活躍し、その後テレビ・ドラマを中心に
制作していましたが、「十二人の怒れる男」で映画界へ初参加――この作品
の ヒットとともに注目を集める映画監督のひとりとなるのです。 
他の主な作品では、「質屋」(1964年)「セルピコ」(1973年)、
「オリエント急行殺人事件」(1974年)などがありますね。


     < 他のおススメ法廷映画 >

 「法廷もの」と呼ばれる作品は意外に多いですね~、
その中でも私がおススメしたい作品をいくつか挙げてみます♪

・  「情婦」(1957年)・・・・・ワイルダー監督の名作。
・ 「評決」(1982年)・・・・・同じルメット監督による作品。
・ 「12人の優しい日本人」(1991年)
   ・・・三谷幸喜 作・演出による「十二人の~」のパロディ。
・ 「アラバマ物語」(1962年)・・・主演:グレゴリー・ペック。
・ 「推定無罪」(1990年)・・・・・主演:ハリソン・フォード。
・ 「真実の行方」(1996年)・・・主演:リチャード・ギア。

 
☆ 今回の選曲はビートルズのラスト・アルバム「アビィ・ロード」から。
   

 ♪ Come Together.

  (言わずと知れた、「アビィ・ロード」のオープニング曲。
 チャック・ベリーの「You Can't Catch Me」の盗作 !? として
 裁判にもなりましたが、後に和解。)

十二人の怒れる男 DVD 十二人の怒れる男

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2006/11/24
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 ☆ 「法廷もの」の代名詞ともなっている名作!
   彼ら十二人の熱い議論の行方は・・・・・!?


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  街 の 灯

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                     「イラスト - チャップリンとヴァージニア・チェリル」

 今年のはじめの映画紹介は、「街の灯(ひ)」と決めていました。
本当はチャップリンの人物紹介を記事にしようと考えていましたが、大好きな彼の記事はとても一回では収まりそうにありませんでした(笑)ので、中でも好きな作品である「街の灯」を取り上げてみました。
 とは言っても、この映画こそあらためてご紹介する必要のないほど有名で感動的な作品ではありますが・・・(汗)。

 「街の灯」が公開された1931年は、サイレント(無声)からトーキー(発声)映画へまさに移行しようとする時期でした。 1920年代後半から始まったトーキーへの怒とうの転換劇は人々の価値観を揺るがす社会現象にまでなり、時代は一気にセリフ音声と音楽が入るという、より表現豊かな作品を生み出すようになるのです。 

 また、1929年10月24日に起こったニューヨーク株式市場での株価大暴落ブラック・サーズデー)――世に言う「暗黒の木曜日」により経済不況が始まると、やがて世界大恐慌へと広がるという混乱した時期でもありました。 
 (実際、「街の灯」の撮影中にこの株価暴落は起きています)

 そんな時代背景の中、チャップリンはかたくなにサイレントへのこだわりをみせますが、時代の大きな動きの中でさしもの彼もこの作品から一部音楽や効果音を挿入し公開に臨んだのでした。 
 もちろん、不況の影響である失業者の増加という社会風刺もチャップリンはシニカルに表現していますね。

 さて、この「街の灯」をご覧になっていない方は少ないと思います。 おそらく30代以上の方であれば、一度は観た記憶があるのでしょう。 (もっとも、10代の方であれば別ですよ~)
今回はぜひ、全体を通したあらすじでご紹介したいと思います~。
 

 
 原題――「City Lights.」 というタイトル表示の後、「平和と繁栄」というなんとも皮肉っぽい(笑)記念碑の除幕式のシーンから映画は始まります。
 幕が上がるとなんとそこには主人公の チャーリー(チャップリン)がその記念碑で居眠り中~~当然、式典は混乱し(笑)いつものコミカルなチャップリンがいきなり魅了してくれます。

 その日の午後、通りへ繰り出したチャーリーは街角で盲目の花売り娘(ヴァージニア・チェリル)と出会い、彼は美しく健気なその娘にたちまち恋をしてしまうのでした。

その夜――埠頭で腰をおろすチャーリーの前で酔っ払って飛び込もうとする自殺志願(?)の男をなんとか助けたことから知り合いとなった二人は、意気投合して男の屋敷へ向かいます。 
 そう、その自殺志願の男は大金持ちの主人(ハリー・マイヤーズ)だったのでした。 しかし気前のいい彼と友達になったとはいえ、酔いがさめると別人のような人格となるタチの悪い人物でもありますが・・・(汗)。

 さて、花売り娘のことが気になるチャーリー、彼女が経済的に苦しいという事情を知り、手助けをしようと街の掃除の仕事に就きます~必死に金持ちな紳士を演じようとするのです。 
ある日の昼休憩に娘の部屋に行き、買い物してきた食材を届けます。 そしてそこで、“ある医師が盲目の治療に成功” という新聞記事を目にするのですが、同時に 視力を回復したいという彼女の願いもチャーリーの胸に響くのでした。
また、明朝までに家賃を納めないと立ち退きとなる切羽詰った状況も知るのです――

 しかし職場へ戻ると始業時間に遅れてしまい、あえなくクビとなってしまいます。
そこへ荒くれ者の集う裏社会のボクサーへの勧誘があり、チャーリーはその夜試合に臨むことになるのですが・・・結果はノックアウトされてしまいます(汗)。
ここでのチャップリンのムチャクチャなボクシングがまた素晴らしいですね~、殺伐としたリング上で真面目なのかふざけているのか分からない天性の動き(!)で相手を翻弄します。
このシーンだけでもとても有名で印象的な場面~こんなボクシングの試合はいまだかつて見たことない・・・というより今後もないのでしょうね(笑)。

 その後チャーリーは再び酔っ払った金持ち主人宅に戻り、1,000ドルという大金を工面することができますが、運悪く侵入してきた強盗に遭うのでした。 しかも駆けつけた執事に疑われたチャーリーはなんとかその場を逃げ切り、娘に大金(目の治療費)を手渡すことに成功します。 
ところがその帰りにチャーリーは警察に捕まってしまうのでした。


 時は流れ季節は秋―――刑務所から出所したチャーリーは久々に街へ向かいますが、相変わらず子供たちにさえバカにされてはからかわれる始末。 
そんな彼はふと、街角にオープンしていた「花屋」に気付きます。
 なんとそこには―――
      あの花売り娘が店を持ち立派に働いていたのです!

 その少し前、偶然にも花屋の店内ではその娘が祖母に、“親切でまるで王子様のようなあの恩人の紳士との再会を期待する” ような雑談をしていたばかりでした。  そんなこととは露知らず、 立派になっていた娘に見とれるチャーリー・・・
彼の脳裏には、それまでのさまざまな出来事と想いがよみがえっていたのでしょう。
そしてここでもそんなチャーリーに対する残酷なまでの娘のセリフが用意されます――「この人、私に気があるのよ!」 
                         (そ、そんな・・・)
ただ救いなのは、窓越しであるためこの言葉はチャーリーへは届いていないことでしょうか・・・(もちろん、娘も悪気はないのですが)

 娘はそのじっと見つめる “浮浪者” を哀れんで、一輪の花と小銭を手渡そうと外へ出ます。
そして彼の手に触れた瞬間、「ハッ!」 と彼女は気付くのです!
 懐かしいあの手の感触~みるみる表情の変わる娘・・・・・
      
      娘 「あなたでしたの?」

 チャーリー 「見えるようになったんだね?」

      娘 「ええ、見えますわ・・・」

   チャーリーのはにかみながらも見つめる優しい笑顔――
   娘の一瞬の戸惑いのあとの全てを悟った安堵の表情――


それは、治療して戻った視力だけでは見えなかった彼の本当の優しさを感じた素晴らしい場面であり、映画史に残るラスト・シーンでした。 ~どうしても涙があふれますね。
まさに、街角に咲いた一輪の花であり「灯り」だったのかも知れません。
 (その後の二人の展開はもちろん分かりません、我々それぞれの感性でストーリーをつなげていきましょう~)

 時代に翻弄され、浮浪者であっても人間としての誇りと優しさをしっかりと備えたチャーリー。(いきすぎた行動もありましたが・・笑)
弱者に対する無償の愛と援助の実践は、現代に生きる我々へ強烈なメッセージを投げかけます。
 
喜劇役者として出発したチャップリン――社会風刺やヒューマニズム、そして人間愛を満載した彼の数々の作品は、今なお、そしてこれからも世界中の人々に深い感動を与え続けることでしょう。
 まさに20世紀の映画界が生んだ不世出の天才なのです―――

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      ―― あとがき ――

 天才チャップリンの他の作品も感動的で味わい深いものが多いですね~、どれも好きですが、中でも「黄金狂時代」「モダン・タイムス」、そして異色の(?)「殺人狂時代」「独裁者」などなど、不朽の名作揃いです!
彼の制作にかける意気込みは並々ならぬものがあり、ワン・シーンに数時間~数日をかけることもしばしば・・・といったエピソードも数多く、完璧を求めるそのこだわりの込められた中期を代表する
 チャップリン渾身の傑作――「街の灯」でした。



☆ 今回の選曲は、はにかみ屋でなかなか本心を伝えられない
 チャーリーの心境 !?

   P.S. I Love You.

 (初期 ビートルズのセンスあるハーモニーが魅力!)

   

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☆中期チャップリンのエッセンスが凝縮された渾身の傑作!
   感動のラスト・シーンを何度でも感じて下さい♪


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 素晴らしき哉、人生!

Dsc00002_sh012        「イラスト - ドナ・リードとジェームズ・スチュアート」    
    

もうすぐクリスマスです――毎年アメリカではこのシーズンになるとテレビ放映されるという映画があります。 巨匠 フランク・キャプラ監督の1946年作品 「素晴らしき哉、人生!」です。
(※イタリア出身のキャプラ監督は、ハリウッド全盛時に「或る夜の出来事」(1934年)や「スミス都へ行く」(1939年)などのヒューマニズムや社会風刺を表現した作品で知られる。)

 ではなぜクリスマスにアメリカ国民が好んで観る映画なのでしょう~それは、ご覧になった方は納得ですね!
未見の方はこの機会にぜひ、この素敵な作品を大切な人(家族や恋人)とご覧になってみてはいかがでしょうか――

 
    ――― 簡単なあらすじ ―――

 楽しいはずのクリスマスの夜、ジョージ(ジェームズ・スチュワート)というひとりの男が川へ投身自殺しようとしている。 一方、はるか上空の天上界では天使達がそんな彼を見つめていた。
 
 <ここで場面はこの男ジョージの幼少時代からの半生の回想へ>

 ある冬のソリ遊びの最中、誤って冷たい池の中へ落ちた弟を助けたことでジョージ少年は左耳の聴力を失ってしまう。 また、薬屋で仕事を手伝うジョージは、店主の間違った処方に気付き危うく大事になるところを救うといった誠実で優しい少年だった。

 やがて成長したジョージは急死した父の営む住宅金融業で働くが、町には同業いじわるな資産家ポッター(ライオネル・バリモア)が圧力をかけてくるのだった。
そして、ある年のクリスマス――叔父のビリー(トマス・ミッチェル)が8,000ドルという会社のお金を紛失してしまう。 どうしてもその穴埋めを出来なくなったジョージは、人生に絶望して橋のらんかんに立つのである・・・・・

 そんな時に、まだ翼のない二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)と出会うのだった―――    


 
その誠実で優しい性格ゆえ、ジョージは幼少から貧乏クジを引くようなまるでツキに見放された人生でした。 これでもか、これでもか~と遭遇するさまざまな問題に、観ている我々も一緒に挫折感を共有してしまうほどです。 また、この度重なる厳しい現実の連続には、同情を越え憤りを感じるかも知れません(!?)。

その後、絶望し橋のらんかんに立つ彼には二級天使との出会いが訪れます。 
しかし、天使はそう簡単に彼を光のさす方向へ導くわけではありません。 
二級天使クラレンスはいかに絶望したジョージに笑顔を取り戻そうとするのか――ここからがこの映画のメイン・テーマなのです。 

 この作品の素晴らしいところは、単に人生の大切さをうたっていることではなく、その生の根底にある意味を表現しているところにあります。 
 ひとりひとりの人生が、かけがえのない存在であるということを

 また、誠実で優しい人間が救われるのだ~という安易な結末に進むことなく、人々に考える時間を設けたひねりある演出も見事。


 殺伐とした事件や出来事が増加傾向の現代では、なおさら重要な “生” というテーマ。 生きることの素晴らしさと重要性を一人の
主人公の人生をとおして我々に投げかけるキャプラ監督のこの作品は、一人でも多くの方に観てほしい映画のひとつですね~。
 そう、この映画はクリスマス・シーズンだけではなく、いつでも
  希望を与えてくれる素敵な作品なのです!



   It's a Wonderful Life.

   
☆ ジェームズ・スチュアート関連記事~「裏窓」

 

☆ クリスマスにおススメの他の作品では、

  ◎ 「三十四丁目の奇蹟」(1947年)
  ◎ 「34丁目の奇蹟」(リメイク版―1994年)
  ◎ 「ホワイト・クリスマス」(1954年)
  ◎ 「ジングル・オール・ザ・ウェイ」(1996年)
      などなど、どれもほのぼのとした作品です!

 ♪今回のリクエストは数あるクリスマス・ソングの中でも
     やはりジョン・レノンのこの曲です~~~♪

 ☆   Happy X'mas. (War Is Over.)

    
(毎年この時期になると街中からこの曲が聴こえてくるという  ~ 今やクリスマス・ソングの定番ですね♪)

 

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 ☆ 何かに挫折した時、この作品を観ると気持ちが落ち着く素敵な作品です!


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