「イラスト - ドナ・リードとジェームズ・スチュアート」
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もうすぐ
クリスマスです――毎年アメリカ
ではこのシーズンになるとテレビ放映されるという映画があります。 巨匠
フランク・キャプラ監督の1946年作品
「素晴らしき哉、人生!」です。
(※イタリア出身のキャプラ監督は、ハリウッド全盛時に
「或る夜の出来事」(1934年)や
「スミス都へ行く」(1939年)などのヒューマニズムや社会風刺を表現した作品で知られる。)
ではなぜクリスマスにアメリカ国民が好んで観る映画なのでしょう~それは、ご覧になった方は納得ですね!
未見の方はこの機会にぜひ、この素敵な作品を大切な人(家族や恋人)とご覧になってみてはいかがでしょうか――
《 ――― 簡単なあらすじ ―――
楽しいはずのクリスマスの夜、ジョージ(ジェームズ・スチュワート)というひとりの男が川へ投身自殺しようとしている。 一方、はるか上空の天上界では天使達がそんな彼を見つめていた。
<ここで場面はこの男ジョージの幼少時代からの半生の回想へ>
ある冬のソリ遊びの最中、誤って冷たい池の中へ落ちた弟を助けたことでジョージ少年は左耳の聴力を失ってしまう。 また、薬屋で仕事を手伝うジョージは、店主の間違った処方に気付き危うく大事になるところを救うといった誠実で優しい少年だった。
やがて成長したジョージは急死した父の営む住宅金融業で働くが、町には同業でいじわるな資産家ポッター(ライオネル・バリモア)が圧力をかけてくるのだった。
そして、ある年のクリスマス――叔父のビリー(トマス・ミッチェル)が8,000ドルという会社のお金を紛失してしまう。 どうしてもその穴埋めを出来なくなったジョージは、人生に絶望して橋のらんかんに立つのである・・・・・
そんな時に、まだ翼のない二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)と出会うのだった――― 》
その誠実で優しい性格ゆえ、ジョージは幼少から貧乏クジを引くようなまるでツキに見放された人生でした。 これでもか、これでもか~と遭遇するさまざまな問題に、観ている我々も一緒に挫折感を共有してしまうほどです。 また、この度重なる厳しい現実の連続には、同情を越え憤りを感じるかも知れません(!?)。
その後、絶望し橋のらんかんに立つ彼には二級天使との出会いが訪れます。
しかし、天使はそう簡単に彼を光のさす方向へ導くわけではありません。
二級天使クラレンスはいかに絶望したジョージに笑顔を取り戻そうとするのか――ここからがこの映画のメイン・テーマなのです。
この作品の素晴らしいところは、単に人生の大切さをうたっていることではなく、その生の根底にある意味を表現しているところにあります。
ひとりひとりの人生が、かけがえのない存在であるということを
また、誠実で優しい人間が救われるのだ~という安易な結末に進むことなく、人々に考える時間を設けたひねりある演出も見事。
殺伐とした事件や出来事が増加傾向の現代では、なおさら重要な “生” というテーマ。 生きることの素晴らしさと重要性を一人の
主人公の人生をとおして我々に投げかけるキャプラ監督のこの作品は、一人でも多くの方に観てほしい映画のひとつですね~。
そう、この映画はクリスマス・シーズンだけではなく、いつでも
希望を与えてくれる素敵な作品なのです!
It's a Wonderful Life.
☆ ジェームズ・スチュアート関連記事~「裏窓」
☆ クリスマスにおススメの他の作品では、
◎ 「三十四丁目の奇蹟」(1947年)
◎ 「34丁目の奇蹟」(リメイク版―1994年)
◎ 「ホワイト・クリスマス」(1954年)
◎ 「ジングル・オール・ザ・ウェイ」(1996年)
などなど、どれもほのぼのとした作品です!
♪今回のリクエストは数あるクリスマス・ソングの中でも
やはりジョン・レノンのこの曲です~~~♪
☆ Happy X'mas. (War Is Over.)
(毎年この時期になると街中からこの曲が聴こえてくるという ~ 今やクリスマス・ソングの定番ですね♪)
☆ 何かに挫折した時、この作品を観ると気持ちが落ち着く素敵な作品です!
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