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 ジョン・ウェイン

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先日のオードリー・ヘップバーンに続き、今回も私の好きな俳優を紹介したいと
思います。 小学生の頃、近所の友達とオモチャの銃でよく西部劇ごっこ(?)を
して走り回っていました。 みんなジョン・ウェインになりきっていましたね~。(笑)

                         (イラスト - 「リオ・ブラボー」より)

 ジョン・ウェイン(本名:マリオン・マイケル・モリソン)は、1907年5月26日
米アイオワ州ウインターセットで生まれました。 幼い頃、父クライドの経営する
ドラッグ・ストアはそのおひとよしな性格のためか行き詰まり、家計は火の車状態~
クライドは体調も崩してしまい、一家はカリフォルニア州へ移ります。

 マリオン(ジョン・ウェイン)は10歳を過ぎた頃から家計を助けるため、
新聞配達や運送の助手、雑役などのアルバイトをこなしたといいます。 
~成長したマリオンは海兵隊を志望しますが、有望とされながらも選考から
もれてしまいます。 希望が叶わず進学を選択するのでした。      
大学時代はその恵まれた体格(身長193センチ)を活かしたフットボール部
で活躍
します。 

 そんな在学中の夏休み、当時の人気西部劇俳優トム・ミックスの世話係
としてアルバイトをしていたマリオン、仕事柄知り合いになったジョージ・
マーシャル
監督(「底抜け一等兵」、「西部開拓史」などで有名)から大道具係
の仕事も紹介されます。 そしてその仕事先で当時若手監督であった
ジョン・フォードと巡り会い、役者としての人生が始まるのです。 
のちに西部劇界の黄金コンビと称される二人の運命的な出会いでした。
 
 しかし当初はエキストラなどの端役が多く、マリオンはまったくの無名な役者
のひとりでしたが、フォードの友人ラオール・ウォルシュ監督の「ビッグ・トレイル
                                       (1930年作品)
の主役に抜擢されます。 (が、当時の大不況の影響もあり興行的には失敗) 
またこの時製作者側の意向からジョン・ウェインに改名、幼少からの愛称である
デューク」とともに人々に記憶される俳優が誕生した瞬間でした。

 その後もなかなかヒット作には恵まれませんが、1939年ついに彼の代表作
のひとつとなる名作~「駅馬車」(監督:ジョン・フォード)でスターの仲間入りを
するのです。 西部劇の中にあってさまざまな人間模様を描いたその作品は、
今なお高く評価され輝きを失っていません。 
その後、「黄金コンビ」は順調に20作ほど作品を世に送り出します。 
なにやら黒澤 明監督と三船敏郎(記事参照)との関係のようで興味深いですね。 
                  (それぞれ演技指導が厳しかったという点も・・・) 
私の好きなフォード&ウェイン作品~「駅馬車」はもちろん、「黄色いリボン」、
捜索者」、「騎兵隊」あたりでしょうか~、それまでの西部劇にはない(?)
人間模様や迫力ある撮影~、また男気を感じる作品群でしたね。

 そして、ジョン・ウェインと言えばハワード・ホークス監督も忘れてはならない
でしょう~。 個人的には「赤い河」や「リオ・ブラボー」でのような頑固で無器用
な骨太の主人公
が彼のイメージとピッタリで好きですね~。 
また、「リオ・ブラボー」でのアル中ガンマン(ディーン・マーティン)や、老獪で
コミカルなスタンピーじいさん(ウォルター・ブレナン)、甘いマスクの助っ人
                                  (リッキー・ネルソン)
など(三人が歌うつかの間のひとときも素敵なシーンでしたね~)、共演者の
キャラクターを活かしながら展開するハワード作品もジョン・ウェインという強く
たくましいスター像を確立させました。 

 彼は単なるスターという存在にとどまらず、「強いアメリカの象徴」であると
しばしば語られ、優しくたくましい正義のシンボルでした。 (スクリーンで彼に
よく似合うライフルもまたアメリカのフロンティア・スピリットを象徴するアイテム
であり、銃社会というマイナスのシンボルでもありますが。)    
そんなアメリカの「ミスター・西部劇」ジョン・ウェインは、1956年の「征服者」の
撮影が原因(ネバダ州の核実験場の風下エリアでの撮影が中心であった)
と言われるガンに侵され、1979年6月11日に亡くなります。(享年 - 72歳)
 晩年はガンと闘いながらの命がけの俳優人生だったのです。 

 皮肉にも、強国アメリカを象徴する負の遺産 「核兵器」 による影響で、正の
シンボル「ジョン・ウェイン」がガンに倒れたというのは、彼の死の衝撃が映画界
のみならず世界各国へ「核」の必要性をあらためて問うきっかけに少なからず
なったのだと思います。

 この「核」に対しての矛盾と正当性を人類はまだ説明出来ずにいるのです。


 今日の選曲は、ブログ2度目の登場~真の平和、共存を試行錯誤する人類
 と照らし合わせてみようとリクエストします!

The Long And Winding Road.

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☆西部映画史上、輝きを放ち続ける「巨匠ジョン・フォード」の名作~長距離駅馬車を舞台に織りなす、さまざまな人間模様を緻密に描写した傑作です!(1939年作品)

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   の為(最近多いんです)、確認をさせて頂いてからの
   掲載になります~ご了承下さいませ。

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映画」カテゴリの記事

コメント

「黄色いリボン」へのコメント投稿ありがとうございました。ジョン・ウェインについてお詳しいですね。

投稿 映画で元気 | 2006年7月16日 (日) 11時09分

「リオ・ロボ」へのコメント有難うございました。三船やヘップバーンもイイですよねー!イラストもイイですねー。どうぞこれからもよろしくお願い致します。

投稿 ぶーすか | 2006年7月16日 (日) 11時29分

ルーシーさん、イラストもお描きになるんですね♪
大柄なジョン・ウェインが持つとウィンチェスター銃がちょっと長めの拳銃みたいに見えちゃうんですよね(^^。
ジョン・ウェインの死と核実験の関係、アメリカ人はどれくらい深刻に捉えてるんでしょうね。米国製の映画での能天気な核兵器の描き方を見るとちょっと(っていうか、かなり)心配です。

投稿 kiyotayoki | 2006年7月16日 (日) 11時44分

 映画で元気さん、コメントありがとうございます。

 映画で元気さんのサイトの雰囲気がどこかノスタルジックで、こういった映画をじっくり観たくなりますね~。

 私も映画関連だけではないのですが、いろいろ影響を受けた人物を紹介しています~今後ともよろしくお願い致します~!

投稿 ルーシー | 2006年7月16日 (日) 11時50分

 ぶーすかさん、コメントありがとうございました。

 ぶーすかさんのサイトは映画ばかりか、沖縄情報もあったりで楽しめましね~。 やはり、名作と呼ばれる作品は何度観ても素晴らしいですね、ジャンルや国境を越えて名作は継承されるのでしょうね。 オードリーや三船さんをはじめ、機会があれば映画スターをこれからも紹介出来たら~、と思っています。
 どうぞ宜しくお願い致します!

投稿 ルーシー | 2006年7月16日 (日) 11時58分

 kiyotayokiさん、コメントありがとうございます。

 そうですね~ライフルが拳銃に見えるくらい(笑)大きな方ですね。 あの貫禄でゆったりとした保安官がいるだけで街は安心できそうな感じがします。

 kiyotayokiさんのサイトはかなり作品それぞれへの考察が詳細で勉強になりますね~。 私はこういった感じですが、平和と核廃絶も隠れテーマのひとつとして記事を書いています~どうぞ宜しくお願い致します~!

投稿 ルーシー | 2006年7月16日 (日) 12時05分

ルーシーさん、コメントありがとうございました。
ぼくも「リオ・ブラボー」のジョン・ウェインは好きです。
あとキャサリン・ヘップバーンと共演した2本のルースター・コグバーン役もよかったなあ。
これからもよろしくです。

投稿 5011 | 2006年7月16日 (日) 14時53分

 5011さん、コメントありがとうございます。

 「オレゴン魂」もいい作品ですね~、ただ、私は晩年やつれた痛々しい彼を見るのが辛く、しばらく作品を見ることが出来なかったんです。10年前でしょうか~やっと「ラスト・シューティスト」まで見ることが出来、俳優ジョン・ウェインの生きざまを感じたのでした。
「オレゴン魂」ではキャサリンの演技も素晴らしく、とてもウェインと同じ年齢ということが信じられませんね(笑)。

 これからもどうぞ宜しくお願い致しますね!

投稿 ルーシー | 2006年7月16日 (日) 16時36分

ルーシーさん こんばんは
なつかしいですね。私が若いころはフランス映画全盛のころで、西部劇が好きなんていえる雰囲気ではなかったのですよ。

でも、私は西部劇も好き、ウエスターン音楽も好き。ウエスタンミュージックは、銀座や新宿のACBなんていうなつかしいジャズ喫茶で、のんびりとしたライブを楽しみました。ほんと、のんびりとした感じが甦ってきます。

今はDVDで古い映画も楽しめるし、音楽も同じ、世代のギャップなどというより、単なる好みの違いといえるようになったのでしょうか。

これは便利な時代の正の側面でしょうかねぇ。

投稿 いちご | 2006年7月16日 (日) 20時52分

「西部劇バトン」の記事にコメントどうもありがとうございました。
ジョン・ウェインは大好きですね〜。彼の出演した西部劇はどれも好きでなかなか順位がつけられません。

投稿 samurai-kyousuke | 2006年7月16日 (日) 20時55分

(〃⌒ー⌒)/どもっ♪
イラストも記事もステキですねぇ~♪
映画は古いものも時には観るようにしてます。
やっぱり名作と言われるものは今の時代に
観ても素晴らしい映画が多いですよね。
西部劇は未開拓であまりまだ観ていないのですが、
ジョン・ウェインさん。。。覚えておきたいと思います。

投稿 miyu | 2006年7月16日 (日) 23時49分

 いちごさん、いつもコメントありがとうございます。

 日本でも一時期日活映画やウエスタン・ミ「ュージックが流行った頃があったようですね~、その頃頻繁に「和製~」という呼ばれ方を聞いたことがあります。

 そうですね、今は手軽に映画を楽しめるレンタル業界がありますし、認識としては以前言われた「映画離れ」に歯止めとなる貢献はされているのかも。
ただ、地方での映画館の活性のためにはレンタル層の意識が気軽に映画館へ足を運ぶきっかけになるように祈るばかりです。

投稿 ルーシー | 2006年7月17日 (月) 17時52分

 samurai-kyousukeさん、コメントありがとうございます。

 サイトの配色が綺麗ですね~、「映画」の専門サイトという雰囲気を感じますよ。

>「リオ・ブラボー」でもアンジー・ディキンソンに控えめなプロポーズをする場面~
 そうでしたね~、とてもシャイなチャンス保安官は彼女に促されながらも(?)あの有名な「君を逮捕する」という素敵なセリフを語りました~いい場面でしたね~!

 これからも時折ですが、映画関連の記事もアップしたいと思います、どうぞ宜しくお願い致します!

投稿 ルーシー | 2006年7月17日 (月) 17時59分

 miyuさん、コメントありがとうございます。

 西部劇はこれから~ということですが、かなり面白いと感じてくれると(勝手にですが)思いますよ~(笑)! 
 友人の女性がクリント・イーストウッドやジュリアーノ・ジェンマの「マカロニ・ウェスタン」にハマリ、それをきっかけにどんどん本格的な西部劇を制覇(?)していったことがあるんです~。

 現代映画とは一味違う男気溢れる名作の数々をどうぞゆっくりと楽しんで下さいね~では、また伺います!

投稿 ルーシー | 2006年7月17日 (月) 23時09分

コメントありがとうございました。
遊びにきましたよ。

ジョン・ウェインはマリオンっていうんですね。
ちょっとかわいすぎかも…。

投稿 k.onodera | 2006年7月18日 (火) 12時45分

  k.onoderaさん、コメントありがとうございます。

 本名のマリオン~は彼自身も女性っぽい(?)と感じていたらしく、愛称の「デューク」を好んでいたそうです。

 ところで、 k.onoderaさんのサイトはクロウト好みの映画も紹介されていて流石ですね~!
オリジナルの「黒獅子賞」ですか~、専門の方に選ばれた映画作品は光栄でしょうね!ではまた伺いますね~!

投稿 ルーシー | 2006年7月18日 (火) 21時34分

ルーシさんこんにちわ。ジョン・ウェィンの絵。素敵ですね。ルーシーさんの絵には何時も感心しています。終戦?敗戦?当時に最初に見た洋画「ガス灯」のグリァ・ガースンの妖艶な姿に、当時のやっれたモンペ姿の日本女性に比べて、戦勝国の余りにも違う濡れた唇のガースンを見て此れれでは日本が負ける訳だと思いました。ジョン・ウェインの「駅馬車」を見た時。ルーシーさんの★頑固で不器用な骨太の主人公★の言葉通りで当時の食料不足で、敗戦国の男には無い西部男のガンマン姿に、痺れた記憶がよみがえりました。当時の映画は素晴らしいですね。

投稿 黄昏呆助 | 2006年7月21日 (金) 14時08分

 黄昏呆助さん、いつもコメントありがとうございます。

 いえいえ、敗戦の状況とスクリーンの中ではなかなか比較は難しいのですが、例えば1939年の作品と言えば、記事中の「駅馬車」もそうですが、あの「風と共に去りぬ」もそうでしたね~、今観てもあの色合いが綺麗で、当時の映像技術の高さを見せつけられます~。

 頑固で不器用な骨太の主人公~ジョン・ウェインはやはりどこか三船敏郎さんと似た雰囲気を感じますね~現代では高倉 健さん以外ではなかなか思い当たりません・・・

 では、またお邪魔致します~!

投稿 ルーシー | 2006年7月21日 (金) 17時24分

「『幌馬車』のベン・ジョンソン」へのコメントありがとうございました。こちらもトラックバックさせていただきました。(実は初めてトラックバックした(^_^;)
頑張って雄鶏親父を描いたので又、見に来てやってくだしませ<(_ _)>

投稿 K.S | 2006年7月22日 (土) 20時34分

 K.Sさん、コメントありがとうございます。

 今日はジョン・ウェインの記事のようで、その詳細な記事を早速拝見しました~、そうですね、ウェインのオスカー受賞は仰るとおりで一度きりとなっていますね。

 ウィンチェスター銃についても興味深く拝見しました。銃身が思ったより小さいので、余計にウェインが大きく見えましたね~!

 それにしてもK.Sさんのイラスト~なんと上手なデュークでしょう!また遊びにいらして下さいね~ではまた!

投稿 ルーシー | 2006年7月22日 (土) 22時36分

ルーシーさん、遅くなりましたが、『リオ・ブラボー』へのTBありがとうございました。こちらからもTBさせていただきました。ジョン・ウェインは、ジョン・フォード作品よりホークスの方で親しんでいますが、演技で見せるコミカルな面が結構気に入っています。また遊びに来ますね。

投稿 FROST | 2006年10月27日 (金) 15時39分

  FROSTさん、コメントありがとうございます。

 『リオ・ブラボー』、いいですよね~カッコイイですよ!
彼らの堂々とした雰囲気には、サムライ魂や男を感じます。また、仰るとおり時折見せるコミカルさ、ユーモアなどはさらに男の頼もしさを表現していて嬉しいですね。

 FROSTさんのような映画専門サイトではないのですが、今後も私なりの映画作品の記事をときおり載せていきたいと思っています。
 今後とも宜しくお願い致しますね♪

投稿 ルーシー | 2006年10月27日 (金) 21時01分

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